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毒親を許す?それとも復讐? 許すと何が起きる。

親子のハグ

あなたの父や母が毒親であれば、あなたが自分の人生を自分のものとして生きて行く為に、親を許す必要はありません

※「毒になる親/著者スーザン・フォワード」参考

許しても心は癒えない

傷ついた心を癒すのにまずやるべきことは、「許す」と良く言われてることでもあります。

カウンセラーの人でもそういう人は少なくないそうです。

でも、親を許したと言った多くの人が、実際には少しも心は癒されてなかったそうです。

許しても自責の念や惨めな気持ち、怒りなどを消す事は出来ませんでした。

許した一時は気持ちが晴れることもありますが、それは長くは続くことはなく、逆に考えすぎたり、状況が良くならないことに「自分の許しが足りない」と自分を責め、症状が悪化することさえあります。

心の回復には「許し」は助けになるどころか、妨げとなっている場合が多いのです。

2つの許し

二つのりんご

「許し」というものには、2つの種類があります。

1つは「復讐をしない」、もう一つは責任を取る必要のある人(毒親)から「罪を免除する」です。

「復讐をしない」とは

これは、自分がやられたことに対しての仕返しです。

この種の「許し」とは、復讐の気持ちを捨てることです。

これについては、そうするべきです。

「復讐」をしたいという気持ちはネガティブな感情で、やり返したいという欲求の執着心の泥沼にはまります。

欲求不満と不幸が生まれてしまいます。

もし、復讐が達成したとしても、気持ちが晴れるのは一時だけ。

その後は、その人との関係は更に悪化して時間もエネルギーも浪費してしまうのです。

更には、仕返しをしてしまったという罪の意識も芽生えてしまうんじゃないかと僕は思います。

つまり罪に対して、自分も罪を犯してしまっては、毒親と同じことをしてしまっています。

「罪を免除する」とは

罪を犯した人間から、ちゃんとした話し合いや議論もなく、罪を免除するなんて正しいことではないと思いませんか。

虐待や性的暴行、育児放棄など、何の罪もない子供たちを傷つけた人間を、何もなくその罪を免除してしまうなんて考えられません。

毒親がしてきたことはとても許される行為じゃないですよね。

「罪の免除」は「真実の否定」となってしまうのです。

許したとしても心の奥には本当の感情があり、押し込んでいるにすぎません。

心の健康の回復にはならないんです。

許してしまうと起きること

人間は無条件に、理屈が合わないことを納得することができません。

許さないと”いけない”からとの理由だけで毒親を許すことは、ただ自分をだましているようなもので、本当の感情が閉じ込められてそのままになってしまいます。

これが危険な事となってしまいます。

毒親があなたにした責任はその親にあります。でも無理に本当の感情を抑えて許してしまうことは、その責任を自分で負うことになってしまいます。

そして自責の念、自己嫌悪に陥り、また抑え込まれた本当の感情もあり、心も体にも障害を来たすことになるのです。

なのに何故、許そうとする人がいるのか。

こういった自分の子供の頃に受けた心の傷の真実を受け止めることは辛いです。その辛さから親を許すことで逃れようとするのです。

セラピーを受けていても、その辛さから無理やり毒親を許し、セラピーを早々に切り上げてしまう人がいるそうです。

でもやはり、その人たちのその後は以前よりも酷い症状になっているといいます。

許す順序がある

1,2,3のブロック

本当に心から許すことができるなら、許しても問題はないです。

でも心からそう思えるようになるには「心の大掃除」が必要なのです。

「先ず人を許すことから始まる」じゃ順序が逆です。

酷い思いをした人は「怒り」の感情、「深い悲しみ」の感情を抑えておかないで外に出すことが必要なんです

単に「許す」ということは、本当にあったことを「無かったことにしなさい」と言うのと同じです。

「罪の免除」とは、罪を犯した人が、罪を免除(許される)に値する行動などを示してからすることです。

毒親を許すなら、その親が自分がして来たことがどんなことだったのかを認め、自分に責任があることを認め、自分を改めることを示してからです。

最後に

心の健康と平和を取り戻すには、「激しい怒り」と「深い悲しみ」を抑えずに正直に向き合い取り組む、その原因の責任を負うべきである毒親に返して可能なんです。

産み育ててくれた親に対して、失礼だとか、恩知らずだとか、親不孝な子供だとか言われ続けている世の中の風潮があるので、中々理解し難い話だったかもしれません。

でも親だった何をしてもいいわけじゃないですよね。

親としての責任も果たさないで、一人の人間の人生を奪っているんです。

人は誰しも、親に支配されずに、心身ともに健康的に生きる権利があると思います。

許す気持ちが自然に出てくる時に、許せばいいと思うし、そうならなければそれでいいんじゃないかと。

辛い思いをしているのは自分なんですから。

僕は「復讐」という気持ちがありました。でも今はその気持ちがしずまり始めています。

スーザン・フォワードさんのこの「毒になる親」を読んで、改めて復讐は意味がない、むしろ辛い気持ちになるんだと分かりました。

子供たちにもそうやって教えてきたんでした。

「やられて嫌なことを人にやってはダメだよ」って。

それを僕がやろうとしていたんだなと・・・

おそらく代々伝わってきた毒親の家系を、僕の代で終わらせたい、その為には先ず自分が受けた心の傷と向き合うことが大事です。

何をされて、親の何がダメなことだったのか。僕がそうでしたが、実は毒親だったってこともあります。

もし思うところがあるのならば、以下の記事も参考にしていただければ、なにか役に立つかもしれないです。

毒親の特徴をチェック あなたの父や母は?

「毒親育ちの子育て」毒親にならない為に大事な事とは?

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