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【愛着障害】共通する特徴や症状とは? 愛着障害が持つ能力とは?

ベネチアのブラーノ島

愛着障害(不安定型)には、「回避型」と、それとは正反対な傾向を見せる「不安型」、そして両方の傾向を見せる「恐れ・回避型」の3つの愛着スタイルがあります。

参考記事

幼い子供と母親
3つの愛着スタイル、「安定型」「回避/拒絶型」「不安型」 幼い子供の頃はまだ愛着スタイルは確定されていなくて、相手によって愛着行動がかわっ...

それぞれのスタイルには特徴があるのですが、その根底には大きな共通点があるそうです。

その共通する特徴や症状、愛着障害のもつ素晴らしい能力やパワーも紹介します。

愛着障害の共通特徴や症状①「親との関係に問題がある」

愛着に問題があると、親に対して

「敵意」「恨み」などといったネガティブな感情や、あからさまな対立や軋轢があります。

また逆に、過度に従順したり、自分は良い子である振る舞いをします。

その両方を示す場合もあり、関係が上手くいってる時は気に入られようとして良い子であろうとしますが、上手く行かなくなると否定的な感情が出てきます。

それから、親を否定している一方で親の期待に応えれない自責の念があり、自分をダメ人間と考えてしまう傾向があります。

愛着障害の共通特徴や症状②「信頼や愛情の維持が苦手」

誰にも愛着を示さない、もしくは誰に対しても親しく振る舞ってしまう傾向があります。

誰に対しても親しく振る舞うことは一見良さそうですが、実はこれは特定の愛着対象を持つことが出来ないということで、誰にも愛着を示さないのと同じようなことだそうです。

その為に、人間関係が崩れやすい問題が出てきます。

特に恋愛に関して見てみると分かりやすいです。

付き合っている彼(彼女)がいるのに、他の異性に対しても同じような振る舞いをしてしまっては誤解が生まれ、トラブル原因になってしまいます。

友人や仕事上でも同じことが言え、信頼関係の維持が難しくなります。

親密な関係が築けない、または築けても維持が出来ないのです。

愛着障害の共通特徴や症状③「人との程よい距離感がとれない」

②の「信頼や愛情の維持が苦手」と近い話になりますが、人間関係を築くときの相手との距離感が極端なところがあります。

回避型の場合、親密な距離まで相手に近づくことを避けるので、いつまで経っても距離が縮まらず仲が深まりません。

不安型の場合、逆にすぐプライベートな距離に縮まってしまい、恋愛関係や肉体関係になってしまいます。

恐れ・回避型の場合、最初はよそよそしかったのに、ちょっとしたことで一気に距離を縮め、恋愛感情に走ってしまうことがあります。

愛着障害の共通特徴や症状④「傷つきやすくてネガティブ」

些細なストレスでもネガティブな反応を起こしやすいです。

ストレスを自分に対する攻撃だとし、反撃行動に出てしまいます。

その怒りは、他人に向けられる場合と、自分に向けられる場合があり、その両方を示す人もいます。

怒りが自分に向けられたとき、行動ではなく内面に(心に)向けられることがあり、それが鬱などの精神的なトラブルを起こしてしまいます。

愛着障害の共通特徴や症状⑤「怒りの向きが相手を追い詰めること」

安定型であれば、怒りは相手への攻撃ではなく問題の原因に向けられて、人間関係はむしろ強化されます。

しかし不安定型ですと、怒りは相手を精神的、肉体的に痛めつけることに向けられてしまいます。

愛着障害の共通特徴や症状⑥「過去にとらわれやすく、敏感」

嫌な思い出や、傷ついたことを長く引きずります。

水に流せば済むことでも、そうは出来ずに何十年も引きずることも。

この特性はもう一つの特性を生み、それは相手が言うことを過剰にとらえて傷ついてしまうこともあります。

愛着障害の共通特徴や症状⑦「物事を部分的に評価する」

例えば、自分がした行為に対して、母親が涙ながらに叱ったとします。

不安定型ですと、これは叱られる行為なんだと理解は出来ても、何故叱られる行為なのか、何故母親は泣いているのかが理解できません。

安定型であれば、自分のしたことで母親を悲しませたことを理解でき、自分も悲しむことができます。

つまり全体を見て相手の気持ちを読み取るのが苦手です。

愛着障害の共通特徴や症状その他

  • 他にも特徴があります。
  • 過度に意地っ張りで、分かっていても止めることが出来ない。自分にこだわることで自分を保とうとします。
  • 向上心や自己肯定感が乏しい。
  • 自分を活かすのが下手。自分の可能性を試すことに対し、過度に不安になる。投げやりになったり、無気力になったりする。
  • 依存しやすい。過食になったり、万引きなども。傷つきやすくストレスに弱いのに、安全基地(母親との愛着)がない。 その為、自分を支える為に何かに依存する。 「アルコール」「薬物」「過食」「買い物」「恋愛」など
積み木を重ねる人形たち
愛着障害は「安全基地が持てない障害」とも言いかえることができ、治療・克服するには良い安全基地となってくれる存在が必要です。 安全基地とは? ...
  • 子育てが困難になる。自分の子供にも愛着障害が出るような子育てになる。参考記事→問題ない家庭の「愛着障害」原因は親から伝わる愛着スタイル
  • アイデンティティに問題がある。自分が自分であることに違和感を感じる。 その為、何か役割を当てられても無理をしている感覚があり、役割を果たすのではなく「演じている」感覚である。
  • 虚言壁。自分の存在を示す為。
  • 性的な問題。
  • 親代わりの存在を求める。ずっと年上の異性が恋人だったり、配偶者だったりします。 逆に年下に自分が求めていた親のように振舞うこともある。

不安定型愛着障害が持つ能力

チョコレートのテトリス

実は作家や文学者、偉大な人には愛着障害を抱えた人物が多いです。

「夏目漱石」「谷崎純一郎」「川端康成」「太宰治」「三島由紀夫」

世界に目を向けると、

「スティーブ・ジョブズ」「バラク・オバマ」「ヘミングウェイ」「ビル・クリントン」「ゴッホ」「チャップリン」など

道化役を演じる

愛着障害を抱える人は、人に受け入れられたくて、気を引こうと三枚目だったりおっちょこちょいなとこだったりを演じようとします。

こういった人を楽しませよう、笑わせようという旺盛なサービス精神は、人気を得たり、好かれたりするのに役に立つ能力となります。

親の常識や価値観に縛られない

安定した愛着、安全基地を持つ人は、安全であるがゆえに、親に愛着があるがゆえに、親の決める「常識」や「価値観」に縛られてしまうことが多く、常識的な限界を超えにくいところがあります。

一方愛着が不安定で安全基地(母親との愛着)を持たない場合、親の「常識」や「価値観」に縛られることがないです。

ですので、常識を超えた目で社会を見たり、物事を感じたり、発想することができやすい人もいます。

愛着障害は独創性という点で大きな強みになります。

最後に

愛着障害の特徴や症状を挙げましたが、全てが全ての愛着障害の人に当てはまるわけでもないです。

抱えてる愛着障害の度合いも違いますし、色んな要因も重なってくるんじゃないかと僕は思います。

カウンセリングを受けたわけじゃないので確信はありませんが、もし僕が本当に愛着障害を抱えてるのなら、当てはまる部分もあるし、そうでない部分もありました。

そして、愛着障害は恋人や、配偶者によっても変わるようです。

今回の記事を参考に、周りにそれらしい特徴の人がいれば、付き合い方の考えも返れるんじゃないかと思います。

僕は、人間関係を築くのが苦手です。中々相手との距離が縮まりません。ずっと何故なのかわかりませんでした。

知らないうちに自分で壁を作ってるんだろうなーとか、変に敬語過ぎるのかなーとか思っていました。

でもタメ口で喋ってみても自分に違和感がありぎこちなくなるだけで、ちっとも距離が縮まる感じはなかったです。

でもそんな僕でも何故か仲良くできる人は数人いました。 年上の人でもタメ口で会話でき、違和感もなくて居心地もよかったです。

理由はわかりません。

でもその相手が何か他の人とは違う何かを持っていたんだと思います。

人との付き合い方の考え方とかが、僕にマッチした人なんでしょうか。

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