木のスプーンにハート型のクッキー

【愛着障害】愛着スタイルの特徴「安定型」「回避/拒絶型」「不安型」

幼い子供と母親

3つの愛着スタイル、「安定型」「回避/拒絶型」「不安型」

幼い子供の頃はまだ愛着スタイルは確定されていなくて、相手によって愛着行動がかわったりもします。

ですので、その時期の子たちの愛着はスタイルではなくパターン「愛着パターン」と呼ばれています。

【愛着障害】子供の愛着パターン「安定型」と3つの「不安定型」

そして、大人になるにつれて、大まかにその3つの愛着スタイルが確立されていきます。

人格(パーソナリティ)の土台を作り、生き方を自分では分からないところで支配するもの、それが愛着スタイルです。

愛着スタイルは恒常性(内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向)を持っていて、幼い子供の頃に身につけたものは、7~8割の人が生涯にわたって持続するそうです。

では、3つそれぞれの愛着スタイルの特徴をまとめます。

愛着スタイル「安定型」の特徴

その名の通り、安定した愛着で、対人関係において絆の安定があります。

自分が、愛着している人からいつまでも愛し続けてくれることを、当然のように確信しています。

ですので、愛情を失うとか、嫌われるといったネガティブな考えで悩むことがありません。

自分を助けてくれると信じているので、気兼ねなく相談や助けを求めたりが出来ます。

他には、率直で前向きな姿勢があげられます。

例えば何か他人と意見をし合う時、自分の意見を否定されているとか蔑んでいるなどと誤解することがありません。

人の反応に左右されることがないようです。

逆の場合でも同じで、相手の意見を否定しても嫌われるとか相手が傷つくといった心配をしないので、自分の意見を偽ってまでして相手の意見に合わせることをしません。

むしろ、自分の意見をしっかり伝えた方が相手に対して切実で、お互いの理解に繋がると考えています。

「自分の気持ちを口にする」=「相手のを否定する」ではないからです。

仕事と対人関係のバランスがいいのも大きな特徴で、一緒に楽しみながら取り組むことができ、ストレスが溜まりにくいスタイルです。

愛着スタイル「回避/拒絶型」の特徴

嫌がる白い犬

人間関係に距離を置く

「回避/拒絶型」の特徴は、対人関係において、距離を置くことを好みます。

親しさに心地よさを感じることが無く、むしろ重荷に感じてしまいます。

なので、親しくなることを回避する為に、心理的にも物理的にも距離を置こうとするそうです。

人に依存することも、依存されることもなく、自分の力だけで生きることを最良とみなしていてます。

そして他人に迷惑をかけないことを大事だとし、自己責任を重視します。

組織や集団で、気持ちの共有は無く、仲間に対して一緒に居ても意味がないとか時間の無駄だといった考え方をしてしまいます。

もう一つの特徴に、人とのぶつかり合いが苦手だということがあります。

そういった状況に陥りそうなら、自ら身を引いて事態を収拾しようとします。

ところが、それとは真逆の面を見せる時があります。

それは、ストレスが加えられると、短絡的な反応を起こして攻撃的な物言いをしてしまうことです。

冷静に見えて、切れた時には暴発することがあるのです。

醒めている。自己表現が苦手

何に対しても醒めている。

情動的な感情(急激に感じる感情)を抑えることで、自分が傷つく事から守っています。

そして、人との距離を置いたり、自分の意見を抑えることをする為に、コミュニケーションの機会が少なく会話のやり取りが下手だったり、自己表現力が育ちにくかったりしています。

また、表情と感情が一致しない時があるそうです。

その一方で、自己表現が乏しい面を補うかのように、趣味や仕事等では自己主張が強い傾向があります。

人の痛みに無頓着

回避/拒絶型の人は、人の痛みを、それが愛する人であっても、自分のことのように気づかって共感することができません。

安定型の人と比べると、心の構造も脳の働きも違い、相手の苦痛を思いやることができません。

あくまで他人事、客観的に見てしまいます。

しかしこれは、仕事の面で有利に働く場合もあります。

客観的に物事を見ることが出来るので、冷静な判断が出来ます。

なので、特に専門職といった職業には向いている特徴でもあり、実際に一流の技術の持ち主が多い。

助けを求められると怒りの感情が生まれる

回避/拒絶型の人にとって頼られることは面倒ごとです。

つまり助けを求められると、面倒ごとだと捕らえるので、怒りが出てきてしまいます。

頼られることに喜びはないようです。

愛着スタイル「不安型」の特徴

人が行きかう街の横断歩道

過剰な気づかい

不安型の人は、「相手に受け入れられるのか」、「嫌われていないか」がとても気になる特徴があります。

ですので常に相手の顔色や機嫌を伺っていて、過剰な気づかいがみられます。

相手の反応が薄かったりすると、嫌われてるのじゃないかと不安になり、仕事も手につかなくなってしまいます。

拒絶や見捨てられるのが怖い

「愛されたい」「受け入れられたい」「認めてもらいたい」という気持ちが強いです。

対人関係において、愛情や思いやりを重視します。

ですので、拒絶されたり見捨てられたりすることを恐れています。

そうならない為に、相手の意見や行動にに合わせたりしがちです。

その為相手に逆らえないことが多いです。

恋愛モードになりやすい

人間関係には、二つあり、愛着関係と、連携関係で仕事や作業などをこなす為に協力し合ったりする関係です。

不安型の人は、相手に「愛されたい」「称賛されたい」願望以外にも、相手を理想化し、相手と合体したいと無意識の願望も見られます。

その為、連携関係においても愛着関係と錯覚し、恋愛関係に発展することがあります。

セールスマンや、自分を利用しようとする人を特別な存在だと錯覚し、その人たちに尽くしてしまう特徴もあります。

嫉妬心が強い

べったり依存することを好みます。

一定の距離感が保たれてる時は、相手にとって居心地のいい特徴をだす不安型ですが、親密になると、独占欲が現れてきます。

見捨てられる不安が強い為、相手への嫉妬心が強く、相手の行動を縛ったり、監視するような行動が見られます。

やむを得ない場合でも、自分が構ってもらえないと、裏切られたと思い、怒りをだしてしまいます。

ネガティブな感情が広がりやすい

不満や苦痛といった感情が口にしてしまいやすく、エスカレートし、思ってもないことまで言ってしまうこともあります。

否定的な感情にとらわれやすくて、怒りを長引かせやすい面を持っています。

そして不安型の特徴である見捨てられることの恐怖、認められたい欲求をないがしろされた怒りは簡単には収まらない。

その怒りは、相手だけでなく自分にも向けられ、自分を批判し責めることで、うつにもなりやすいです。

産後うつ病になりやすいのも不安型の女性。

子供の頃に満足な愛情がもらえなかった為に、パートナーから十分なサポートをもらっていたとしても、不十分と感じてストレスを受けてしまうからなんです。

求める気持ちと拒絶する気持ちがある矛盾を抱えている

その矛盾の理由は、子供の頃に条件付きの愛情を受けていたからです。

過保護に育てられていても、その親の意に沿わないことをしてしまうと拒否されてしまうという環境で育っています。

愛情が欲しい気持ちもあるけど、またいつ拒否されるのかといった恐れの気持ちも抱いてるのです。

最後に もう一つの愛着スタイル

あなたはどの愛着スタイルだったでしょうか。

実は愛着スタイルにはもう一つあります。

それは、「回避/拒絶型」と「不安型」の両方の特徴がある「恐れ・回避型」です。

対人関係から距離を置く人嫌いな面と、見捨てられたりする不安を感じる両方を抱えていて、対人関係が不安定になりやすいです。

一人が不安なのに、親密になるとストレスを感じたり傷ついてしまう矛盾をもっていて、人を信じたいけど、信じられないジレンマがあります。

因みに僕は、「回避/拒絶型」ががっちりハマってしまいました。

部分的には「不安型」な面もあり、少し「恐れ・回避型」よりなのかもしれません。

いったい僕の幼い子供時代に何があったのかと考えてしまいます。

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